黄連解毒湯(おうれんげどくとう)

成分(生薬)
黄連1.5、黄柏1.5、黄芩3.0、山梔子2.0
目標・適応症
皮膚病、皮膚掻痒症、蕁麻疹、めまい、ノイローゼなどに用いられることが多い。目標は実証で腹に力があり、脈も十分力があって、熱はあるが沈の傾向を帯びたものである。一般雑病のうち炎症と充血のため顔色が赤く、のぼせ、不安焦燥、心悸亢進の気味があり、出血の傾向を有するものに用いる。不眠症に用いる時は頭がさえてなかなか眠れない、気分が落ち着かず、いらいらする、のぼせるなどの症状を参考にする。高血圧、更年期障害などの不眠に使われることが多い。