過敏性腸症候群とは?

IBD2過敏性腸症候群とは原因不明の病気で、大腸内視鏡などの検査をおこなっても何の異常もみつからないのに、慢性に腹痛や下痢、便秘が続きます。ストレスやうつ状態などが関与しているとも言われています。治療としては食生活の改善、腸の動きを調節する薬などを処方しますが、改善がないようであれば、心理的ストレス、うつなどの症状への関与の有無を考慮し抗うつ剤、抗不安剤などを投与します。西洋医学の治療ではなかなか症状が落ち着かない方が多いのですが、漢方薬をつかうとよく効くことをしばしば経験します。

症状
慢性の腹痛。下痢(例:緊張すると下痢をしてしまう)。便秘(例:いつもお腹がはった感じであり、便は固くてウサギの糞のよう)
原因
原因は不明だが、ストレス、うつなどの心理的異常が関与している可能性が指摘されている
診断
症状として慢性の腹痛、便通異常が存在し、血液検査、大腸内視鏡検査、便検査などで他の病気がないことを確認して診断される(除外診断)
治療
食事指導。下痢→整腸剤。便秘→下剤。腸の運動を調節する薬。抗不安薬、抗うつ薬
漢方での治療
漢方薬が有効であることが多いので、お困りの方は一度、漢方治療を試してみてはいかがでしょう