当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん) 成分(生薬) 当帰3、川芎3、芍薬6、茯苓4、白朮4、沢瀉4 目標・適応症 一般に虚弱な体質のものに、男女老若を問わず用いられる。貧血と腹痛に使われることが多く、他、全身倦怠感、足の冷え、頭重、めまい、耳鳴り、肩こり、腰痛、動悸、多尿、浮腫などの症状を伴うことが多い。診察所見としては脈は沈んで弱く、腹は全体に軟らかく、心窩部に振水音を認める。応用範囲の広い薬であり、婦人科的疾患や神経症、眩暈、腎炎、胃痛や痔核、冷え性など多くの病状に使われる。 もどる